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- 外壁塗装って高額の費用がかかるよね!
- 外壁塗装で詐欺に遭った人がいる
- 外壁塗装って本当に必要なの?
- 外壁塗装をする必要性はわかっているが、お金がない!
わかってはいるが仕方なく放置されている方も多いようです。
外壁塗装をしないとどうなる?
の疑問に対して、先に結果からお伝えすると、、
お家の劣化が進み
結果的に修繕費がトータル的に高額になる
大切な家族の健康にも悪影響も
そんな可能性を持っています。
この記事では、外壁塗装のリフォームを放置した場合の悪影響や、リフォームのタイミング、費用を確保する方法等について詳しく解説します。

えごう はるひこ
約40年の建設業界経験を持ち、設計・施工・営業を含む幅広い分野に従事。建築士、宅建士、FPなどの資格を活かし、専門の知識と経験をもとに役立つ情報をブログで発信しています。
外壁塗装をしないとどうなる?放置のリスク7選

外壁塗装のリフォームを行わないと、どんな状況になりその結果どんな問題やリスクが発生するかについて解説します。
ちょっと大袈裟なと思われるかもしれませんが、実際に起こりうることです。
外壁の防水性が低下!雨漏りの原因に
外壁塗装には雨水をはじき、外壁の内部に雨水や湿気を侵入させないための防水機能があります。
塗料の経年劣化等で塗膜が剥がれ、防水性能の低下により雨水や湿気が外壁内部に侵入する可能性があり住宅内部の腐食につながることがあります。
住宅内部の侵食により、屋根裏や壁内部にカビが発生し、お家にもダメージを与えますが、大切な家族にも健康にダメージを与えることもあるんです。
外壁にひび割れ(クラック)が発生しやすくなる
外壁の塗料が紫外線、風雨、寒暖差等で劣化すると、外壁の塗装面にヒビ割れが発生します。
最初は外壁塗装面のヒビ割れは髪の毛程度の細いヒビ割れ(ヘヤークラックと呼ばれています)ですが、時間の経過とともに次第に大きなワレに成長していきます。
塗装面のヒビ割れが大きくなると雨水や湿気の侵入によりお家内部の腐食につながります。
カビ・コケ・藻が発生し、外観が悪化する
外壁塗料の劣化により防水性が落ちると、塗装内部に湿気がこもりカビやコケが発生しやすくなります。
カビやコケが発生すると見た目の外観が悪くなるのはもちろんですが、カビやコケが塗料の侵食を一層早めます。
外壁の外部側はもちろんですが、カビは壁内部の断熱材等にまで発生し大切な家族の健康を損なう可能性もあります。
断熱効果が低下し、光熱費が上がる
外壁塗装には直接的には断熱効果は少ないですが、外壁塗装の劣化により結果的に断熱効果が低下をします。
外壁塗装の防水性の低下により、雨水や湿気が外壁に染み込むと湿気等は熱を伝えやすくなるために、壁材や断熱材の本来の断熱性能は低下します。
壁材の断熱効果の低下は、電気代やガス代の光熱費に大きく影響をします。
修繕費用が高額になる
外壁塗装のリフォームサイクルは10年〜15年と言われています。
この外壁塗装リフォームを定期的に行えば、外壁塗装のリフォーム代だけで済みます。
しかし、外壁塗装リフォームを定期的に行わずに放置すると、
- 下地の補修
- 防水シート等の補修
- 外壁の張替え
- 断熱材の交換
- 内装のリフォーム
などの工事が必要になり、リフォームの工事費用は数倍になり金額も見込みがつかなことも。
雨漏りにより、シロアリが発生するとお家の構造体(柱やはり)が侵されると家族の生命の危険なことも考えられる。
大袈裟と思われるかもしれませんが、もし地震が発生した場合は地震に耐えるお家の性能も低下しています。
カビやダニの発生によるアレルギー
外壁塗装の劣化により、雨水や湿気の侵入によりカビやダニの発生の可能性については解説しました。
カビやダニはぜんそく・アレルギー・皮膚炎等を引き起こす原因にもなってきます。
シックハウス症候群と呼ばれ
- 目の痒み、鼻炎、喉の痛み
- せき、喘息の悪化、息苦しさ
- 痒み、湿疹、アレルギー反応
- 頭痛、めまい、倦怠感、不眠
などの症状が発生する可能性があります。
害虫・害獣の侵入
外壁の劣化が進み、ヒビ割れ部分やサッシ周りや外壁目地のコーキングの劣化した隙間から害虫などがお家に侵入することも。
- ゴキブリ
- 蟻
- 蜘蛛
- ダニ
- シロアリ
- ネズミやコウモリ
などが侵入するとお家の侵食を進行させて、劣化がどんどん進んでいきます。
外壁塗装リフォームを20年しないとどうなる?

ここでは、20年前に建てた木造住宅を20年間一度も外壁塗装リフォームを行わなかった場合に予想される劣化状況と発生する問題について解説します。
木造住宅の技術も20年前と想定します。
20年前の木造住宅の技術レベル
- 外壁の主流:モルタル塗り・窯業系サイディング
- 防水性性能:外壁通気工法はまだ発展中で普及もされてない
- 塗料の種類:シリコン塗料が普及し始めで、アクリルやウレタン塗装が主に使用されていた
- 断熱材:グラスウールが主流で防湿・防水対策が現在ほど強化されていない
20年間、外壁塗装リフォームを放置した場合に可能性のある問題
- 防水性が完全に失われ、外壁がボロボロになり始める。
- 外壁のひび割れが拡大し、雨漏りが発生しやすくなる。
- 木造住宅の場合、構造材の腐食が進行し、耐久性が低下。
- 住宅の見た目が大幅に悪化し、家の資産価値が大幅に下がる。
- 補修だけでは対応できず、張り替え工事が必要になる可能性が高い。
- お家の内部の腐食、損傷が進み、リフォーム修理費が大幅にかかる
- お家の寿命が大幅に縮み、修繕費も高額になってくる
- 外壁塗装リフォームだけでなく、構造体も交換・補強等の対応が必要から予想外の出費
外壁塗装リフォームを30年間しないとどうなる?
ここでは、30年前に建てた木造住宅を30年間一度も外壁塗装リフォームを行わなかった場合に予想される劣化の状況と発生する問題について解説いたします。
30年前の木造住宅の技術レベル
- 外壁の主流:モルタル・トタン・低品質窯業系サイディング
- 防水性能:コーキング材の性能が低く、コーキングの概念も未発達
- 断熱材:グラスウールや発泡スチロール系が主流
- 防水対策:防水シートの耐久性が低く、施工品質にもばらつきがある
- 塗料:アクリル系が主流で耐久性も低い
- 通気工法も未発達で壁内部に湿気がこもりやすい
30年間、外壁塗装リフォームを放置した場合に可能性のある問題
- 外壁材が劣化し、補修ではなく「張り替え」が必要になるレベル。
- 雨漏りによって柱や梁の腐食が進み、耐震性が大きく低下。
- 建物の資産価値がほぼゼロに近づく。
- 住宅の内部にも影響が及び、壁紙のシミ・カビ・腐敗臭が発生。
- 外壁リフォームではなく、「建て替え」を検討するレベルに達する可能性がある。
外壁塗装リフォームのためにお金を準備する方法

いかがでしょうか?
外壁塗装リフォームを放置すると多くの問題が発生し、家族に危険が及ぶことにも理解していただけたと思います。
とはいえ、外壁塗装リフォームをするためには、高額な費用がかかります。
全く、準備をしてしていないと簡単に出せる金額ではありません。
ここでは、外壁塗装リフォームのためにお金の準備する方法を解説します。
毎月積立して計画的に準備する
お家を購入するとローンの支払いが大変でしょうが、10年後、15年後に外壁塗装リフォームを行うことを前提でリフォーム資金積立をしていきましょう。
目標額は100万円
10年目標で毎月の積立金額は8,400円
15年目標で毎月の積立金額は5,500円
この程度の積立なら無理な金額ではないですよね。
マンションを購入した場合は、マンションの管理組合に強制的に修繕補修積立金を請求されます。
一戸建て住宅を購入した場合も、給与天引き等で修繕積立金を積みてていきましょう。
次に説明をする各種ローン等の借り入れは利子も加わるので厳しいですね。
借入を利用する方法
現状とし、外壁塗装が劣化しリフォームをいそがたい場合は、ローン等を利用することが良いでしょう。
リフォームが手遅れになり、修理費に莫大な費用が掛かる前にローンを組んででもリフォーム対応をするべきかを検討しましょう。
- リフォームローン(金利:年1.5~5%程度)
- 銀行や信用金庫のリフォームローン(金利が低め、審査あり)
- クレジット会社の分割払い(金利が高めだが、手続きが簡単)
助成金・補助金を活用
各自治体で助成金や補助金が出る場合もあります。
住んでいる自治体により、助成金等の有無や制度が変わってきますので自治体に確認してみましょう。
補助金や助成金は認められた場合でも工事費用の2〜3割程度で上限金額も決まっています。
また、申請すれば必ず補助金等がもらえる訳ではりません。
補助金等は、工事費用は一旦はご自身で支払う必要があるので、工事費用全額の準備は必要になります。
補助金・助成金に詳しいリフォーム会社に相談をしてみるのがベスト。
- 自治体の「住宅リフォーム助成金」
- 耐震改修工事や断熱改修とセットなら補助を受けられる場合あり
まとめ
外壁塗装リフォームには、高額な費用が掛かるのでなかなかリフォームに踏み切れないでしょが、そのまま放置しておくと、、
防水性が低下して雨漏り・ヒビ割れ・カビの原因に
20年間放置で外壁がボロボロ
30年間放置で外壁を張替え、最悪は建替も
家族の健康への被害
など多くの問題が発生することは理解しいただけたと思います。
外壁塗装リフォームを定期的に行わないと大きな出費になるんです。
毎月の積立やリフォームローンを利用して計画的に外壁塗装リフォームを実施することが重要
そして、外壁塗装リフォームを成功させるには、信頼できる優良な外壁リフォーム会社を見つけることです。
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