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リフォーム工事の契約も終わり、いよいよ工事が始まります。あとは任せて安心。
しかし、リフォーム工事が始まる前の準備が我が家の一大行事になります。
- 部屋の片付け
- 近隣への挨拶
- 生活スペースの確保
- 可愛いペットの居場所
- 不用品の処分
- 断捨離の判断
多くのことがありすぎて、何をどうすればいいのか、不安がいっぱいです。
この記事では、リフォーム工事開始前に準備することについて、わかりやすく説明します。ぜひ参考にしてください。

えごう はるひこ
約40年の建設業界経験を持ち、設計・施工・営業を含む幅広い分野に従事。建築士、宅建士、FPなどの資格を活かし、専門の知識と経験をもとに役立つ情報をブログで発信しています。
リフォーム工事がスタートする前までにやっておくこと
リフォーム会社と準備の相談をする
まずは、リフォーム会社と準備の相談をすることが一番重要です。
工事に入ったが、リフォームするための我が家の準備と片付けができていないと予定通りに工事が行えず、作業が予定通りに進まない、工期の遅れ、作業員の手配がつかないなど多大な迷惑をかけることになります。
最終的には、追加工事等の費用の発生につながることにもなりかねません。
リフォーム会社の担当者とリフォーム作業を行うにあたり、我が家のどこをどの程度まで、いつまでに片付けを行う必要があるかを十分に打ち合わせと相談を行ってください。
リフォームのスケジュールの確認をする
リフォームがいつから始まり、いつ終わる等のスケジュールを把握しておくことが重要です。
特に以下の予定については、確認とスケジュール表(工程表)を受領してください。
- リフォーム工事開始日
- 水回りが使用できない期間
- リフォーム工事により生活に使えない範囲と期間
- 生活や近隣に支障が出るような大きな音や埃が発生する期間
- 資機材等の搬入出のためトラック等が停止する場所と期間
- リフォーム工事中の立ち会い確認日時
- リフォーム工事の完了立ち会い確認日
近隣への挨拶回りと説明
リフォームを行うことにより、必ず近隣には迷惑や負担をかけることになります。
確かにお互い様ではありますが、やはり近隣には挨拶と説明が必要です。リフォーム工事を行ったために近隣との関係が悪くなった例も発生しています。
基本的に近隣へのリフォーム工事の説明はリフォーム会社が行いますが、その前に近隣への付き合いとしてご自身でリフォームを行うことの報告に伺うことはとても大切です。
合わせて、リフォーム会社が行う説明にも同行することがベストです。
主な伝える内容として
- リフォームを行う内容と期間
- リフォーム工事を行う曜日と時間帯
- リフォーム中に発生する騒音と埃等のお詫び
- 資機材の搬入出のためトラックの停車と通行
- 緊急時の連絡先
などが挙げられます。なお、詳細については、後ほどリフォーム会社から説明があることを伝えておきましょう。
トイレの使用について
作業を行う作業員用のトイレは必ず必要です。
我が家のトイレを使う場合は、使い方のお願い等を伝えましょう。
大規模リフォームになると仮設トイレを外部に設置する場合もあります。その際は仮設トイレの設置場所についても確認が必要です。
作業員用の駐車場
道具や材料の搬入出のため、車の駐車場が必要になります。我が家の前面道路や空き地などに勝手に駐車すると近所から苦情がくる可能性もあります。
リフォーム会社と事前に駐車場についてどのようにするか打ち合わせを行うことが大切です。
市街地等では時間貸し駐車代が大きく膨らみ費用を請求される可能性もありますので注意してください。
リフォーム前に我が家の片付け
リフォームを行う部屋や作業時に必要な作業スペース、作業のための通路の確保等のために、現在我が家にある家具や生活用品等の移動が必要になります。
我が家の片付け
作業に支障が無いように、事前にリフォーム会社と打ち合わせを行い、どこまで、どの程度の片付けが必要かを確認します。
リフォーム工事の規模によっては、仮住まいの確保と家の家財道具を全て移動し保管するスペースも必要になる場合もあります。
大掛かりになりますので、現地調査を行う見積もり段階でリフォーム会社と打ち合わせを行い、リフォームを行うための工事費以外に費用が発生するので注意が必要です。
大きな家具等を処分するには、不用品の買取や粗大ゴミの回収依頼等を行う必要があり、手間や時間もかかります。リフォームの予定から逆算して処分のスケジュールも立てましょう。
今回のリフォームを機会に家族で断捨離を行い荷物を減らし、理想の我が家を目指しましょう。
ペットも大事な家族の一員
リフォーム工事を行う際には、作業員の出入りや騒音等でペットにも大きなストレスがかかります。
しゃべることができない分、気を遣う必要があり、ペットのための環境を整えることを検討しましょう。
その他にやっておきたいこと
品質の管理及び工程写真について
リフォーム工事が進行していく状態がわかるように撮影する写真を工程写真と呼びます。
これは、設計図通りに工事の施工が行われているかの証拠として残す写真です。
特に仕上げ材で隠れてしまう部分については、後で確認することができません。
必ずリフォーム会社に工程写真の撮影を確認しておきましょう。
我が家のリフォーム工事が設計図通りの仕様になっているか後々確認のために工程写真を必ず撮影し、引き渡し時には書類とデータを受領してください。
何年か後にリフォーム等を行う際に配管等の見えない部分に必要になる場合があります。
補助金助成金の申請
現在多くの補助金や助成金の支給があります。
特に多く活用されているのが、介護保険を利用したバリアフリー化に対する助成金制度です。
認められた場合は、リフォーム工事の自己負担が1~3割になるので、非常に費用の負担が軽くなります。
申請手続きのためには、諸条件と事前申請等の多くの手続きが必要になりますので、リフォーム会社や市町村の担当窓口に早めに確認が必要です。
補助金等の申請には、リフォーム会社の協力が必要なため、早めの相談を行うことが大切です。
リフォームローンの申請
銀行等からリフォームローンを組む場合は、基本的にはリフォーム工事請負契約を締結するまでに、銀行の仮審査と本審査を完了し、リフォームローン契約まで完了させておきたいものです。
仮審査が終わっているから問題ないと思っていると、何かの原因で審査結果の取り消し等があることもあります。
まとめ
我が家のリフォーム工事を受け入れるための準備はとても大切なことです。
家族全員で一致団結して準備を進めていかないと、とても準備が間に合いません。
家族で将来どんな我が家を作りたい家族で将来どんな我が家を作りたいか、もう一度よくコミュニケーションを取り、担当を分担しリフォーム工事を成功させるために準備を進めていきましょう。
モノの整理=断捨離をいかに上手に進めるかがポイントです。
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