老後に備えたリフォームを失敗!?準備は60代からでは遅い

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老後のためのリフォームを失敗した!という話をよく聞きます。

50代後半になると定年退職後の仕事や暮らし方やお金に不安が出てきます。

体力的に衰え始め、物忘れをすることもあり、自分でも驚くことが起こります。

60代、70代になってくると住み慣れた家でもケガをせず、快適に暮らすにはリフォームが必要になってきます。

  • まだ10年も20年も先のことだから、、
  • 今はまだ仕事が忙しくてそんな暇はない、、
  • 家のローンもまだ終わらないのにリフォームのお金なんて、、
  • などと考え後回しになりがち。

確かにいますぐにリフォームを行う必要はありません。

高額なリフォームの費用がかかるからこそ、5年〜10年先を見据えてリフォームの計画を立てることは重要なことです。

この記事では「老後に向けてリフォームの間取りを考えるポイント」について建築士の視点からわかりやすく解説します。

大切な退職金を有効に無駄なく、賢くリフォームするための内容も解説。

老後に備えたリフォームが必要な理由

ここでは、最初に老後に備えたリフォームが必要な理由について解説をいたします。

健康な50代から老後のためのリフォームを考える理由

50代、60代ってまだまだ健康で元気な時代です。

仕事にも責任と充実感が大きくなりやり甲斐があるでしょう。

しかし、

  • 確実に年齢は重ねていきます。
  • 心身的に少しずつ衰えてきます。
  • 仕事にも影響が出始める時期。
  • お家のリフォームを行うには、大きなエネルギーと時間とお金を使います。

まだまだ健康と思っている50代、60代にリフォームの検討を始めておくことがリフォームの成功の鍵です。

50代からリフォームを考える理由

  • 元気な50代からリフォームの計画を立て始め、年を重ねるごとの負担を減らすことができる。
  • もし急な介護が必要になった時も安心して暮らせる。
  • リフォームローンや住宅ローン借り換えなどでリフォームのお金を準備するにも会社員はとても有利。
  • 緊急なリフォームを行うと費用は高くなる。
  • リフォーム中は騒音や振動など発生
  • 家族以外の人が家を出入りする
  • 近所の人に気を使う
  • 家を使える範囲が限られる
  • お風呂やキッチン、トイレなど使えない期間がある
  • 工事によっては、仮住まいを探し一時引っ越しが必要
  • など多くの精神的、肉体的なストレスが襲ってきます。

こんな状態は、年老いてくると耐えきれなくなってきます。

「段取り八分、仕事が二分」とはよく言われました。

早めに多くのリスクを家族で話し合いって対応を進めていくことが非常に大切だと考えます。

老後のためにリフォームをしておくメリット

現在は普通に生活を送っているのだから、多額のお金までかけてリフォームをする必要はないって思いますよね。

老後に備えたリフォームのメリットを上げてみました。

バリアフリー化

段差をなくしたり、手すりをつけたりするバリアフリー化は、転倒をしてケガをすることを防ぐ。

車椅子を使うことになった時に生活がしやすい。

などのメリットがあります。

移動動線の改善

寝室とトイレの距離を短くする。

寝室を居間の距離を短くする。

などの移動動線を短く改善することにより、夜中にトイレに行きたくなった時の歩行時の転倒リスクや失禁してしまうことを少なくすることができます。

省エネ対策

30〜40年前に建てられて住宅は、現在の基準に比べて断熱性が劣ります。

例えば断熱リフォームを行うことで、

光熱費を抑えることができる。

部屋と部屋の温度差を小さくすることでヒートショックを抑える。

適性な温度で快適な生活送ることができる

など多くのメリットあり。

断熱性の向上以外にも、

高効率給湯器の導入

省エネエアコン導入

太陽光発電システムの導入

などまだまだたくさんの省エネ対策のリフォームはあります。

家事の負担軽減

お家での家事って負担が大きいんです。

掃除、洗濯、食事の支度と片付け、ゴミ出しなど簡単に書いていますが、名もなき家事と呼ばれる家事は山のようにあるんです。

年を重ねてくると家事が一層重労働になってきます。

  • リフォームをすることによって
  • お掃除がしやすい素材を使用
  • 片づけのためのスペース確保
  • 移動する動線を短く簡単にする
  • キッチンや収納の高さを低くすることで使いやすい
  • お掃除以外にもお家のメンテナンスや修理なども減って便利
  • リフォーム後の気分はアップ

などのメリットはたくさんあります。

その他にも、

  • リフォームすることでお家の価値をアップして財産になる
  • 子供や孫たちが気軽に泊まりにきてくれる
  • 友達やお客さんが来ても恥ずかしくない
  • 耐震性能アップで地震がきても倒壊の恐れはない

などメリットはたくさんあるんです。

老後のためにリフォームの考え方のポイント

リフォームのメリットは理解したが、老後うのための間取り等を考えるにあたってどうすればいい?

間取りの考え方のポイントについて解説します。

老後に使いやすいリフォームのポイント

老後に使いやすい間取りのポイントについて解説します。

ワンフロア(平家)で生活できる設計

基本的には階段を使わずに、1階で生活できる間取りプランがおすすめです。

一般的にベランダが2階にあるので洗濯物や布団などは2階のベランダで干す家庭が多いでしょう。

老後の生活は、2階を使わない間取りを考えて、移動するための動線も短くなるようにします。

先に解説したように、寝室とトイレを近くすることは必須です。

廊下を広く、扉は引き違い戸にする

杖をついて歩いたり、車椅子で移動することを考えて段差をなくしたり、廊下幅を広くすることは重要です。

例えば、

廊下の幅は100〜120㎝

ドアはスライドドアや折れ戸などの引き戸を採用し80〜90㎝

トイレや浴室は車椅子が回転できるスペース確保

キッチンや洗面台の下には足が入るスペースを確保

などたくさんの改善が必要になってきます。

転倒リスクを減らす

老後で最もリスクが大きいのが転倒による骨折等のケガです。

転倒リスクを減らすためには、

介護をしてもらうために

将来はわかりません。

子供に介護をお願いすることになった時のために、間取りを考えておく必要があります。

介護者の介護のしやすさや介護者自身の生活及びプライベートも考えないといけないのです。

そのために解説した

  • バリアフリーリフォーム
  • 生活移動動線をシンプルに
  • 省エネで快適な生活環境
  • 安全性の高い設備機器の採用

など介護をしてもらう側、そして介護をする側の負担を和らげることにつながります。

老後のリフォーム具体例

老後のためにどのようなリフォームが快適な生活を送ることができるのか具体的にまとめてみました。

廊下やドアの幅を大きくする

廊下の幅を90㎝以上とし、推奨は100〜120㎝にすることにより車椅子でもスムーズに通れます。

ドアの幅を75㎝以上とし、推奨は80〜90㎝です。

扉は開き戸(回転式)ではなく引き戸にします。 開閉時に場所を取らないので車椅子の乗ったままでも開閉できる。

段差の解消

基本的には段差をなくす。

どうしても、5㎝以上の段差は、スロープの設置を行ったり、手すりの取り付けを行います。

特に玄関は転倒した場合は危険なので、スロープや手すりを設けて出入りをスムーズになるようにします。

トイレのリフォーム

  • 出入り口の幅を大きくする 80㎝以上
  • 車椅子が回転できるスペースの確保 1.5m×1.5m
  • L型やU型等の手すりの設置
  • 引き戸や折れ戸の採用

浴室のリフォーム

  • 浴室のサイズを大きくする 1620サイズ推奨
  • 床を滑りにくい素材を採用
  • 出入り口の段差を解消しフラットにする
  • 浴槽に入る際にまたぐ高さを40㎝以下にする
  • シャワーチェアーを置き、固定式の手すりを設置

キッチンのリフォーム

  • キッチンの高さを低めにする 70〜80㎝が推奨
  • 水栓はシングルレバーで片手で操作できるものにする
  • シンクやコンロ下に車椅子の足元が入るスペースを確保
  • 収納は高さを低くし、片手で軽く開け出し入れしやすく。

洗面所のリフォーム

  • 車椅子の足元が入るようにスペース確保
  • 水栓はシングルレバーで片手で操作できるものにする
  • 各所に手すりを設置
  • 廊下・階段・玄関・トイレ・浴室には手すりを設置する。

便利な設備の導入をする 現在はとっても便利は設備があります。

  • 電動シャッターや電動カーテン
  • リモコン式の照明
  • オートロック機能
  • 大型宅配ボックスの設置
  • これらの操作がスマートフォン一つで操作ができるスマートホーム化も可能です。

これらは、老後のリフォームを考えた場合のほんの一例です。

各家庭の生活状況はそれぞれ違います。それぞの家庭に合わせた100通りのリフォームがあります。

老後のためのリフォームだけでなく、耐震性能アップや屋根・外壁等の外回りのリフォームや新しい設備機器の導入などまだまだたくさんの検討しなければいけない項目はあります。

リフォームの費用を抑えるための方法

これだけ多くのリフォームを行うとリフォーム費用が大きく膨らむことは理解できます。

しかし、

  • いったいどのくらいの費用がかかり、
  • 本当に必要なリフォームをを行いたい
  • 適正価格を知りたい
  • 専門知識がないので相談をしたい
  • どこのリフォーム会社に依頼するのがベスト

などの疑問や不安が積み重なってきます。

ここでは、リフォームを適正に費用を抑えるための方法を解説します。

相見積もりをとって適正価格を知る

リフォームは大きな費用がかかります。

リフォームを適正価格で成功させるために「相見積もり(あいみつもり)」をとることは非常に重要です。

リフォームの相見積もりをとるとは、リフォームを依頼する会社を1社だけではなく、2〜3社にリフォームの見積もりをお願いすることです。

リフォーム費用の相見積もりをとる理由

  • リフォームの費用はリフォーム会社によって大きく違う
  • リフォーム会社により間取りプランの案が違う
  • リフォーム会社には得意や不得意な工事がある
  • 多くのリフォーム会社の人と話すことで新しいアイデアや知識がつく
  • ずっと付き合える優良リフォーム会社が見つかる
  • 最終的にはリフォーム会社の人間性が重要になる

など多くのメリットがあります。

しかし、

  • リフォーム会社ってどうやって探せばいいの?
  • どこを選べばいいかわからない?
  • 忙しいからリフォーム会社選びが面倒
  • リフォーム会社に騙されたくない
  • リフォーム会社の営業攻撃が嫌だ

などの不安もいっぱい。

そんな時に便利で頼りになるプラットフォームサイトがあるんです。

「リフォーム一括見積もりマッチングサイト」と呼ばれるサイト。

これは、リフォームの希望等をスマホで簡単入力をするだけで、リフォームの条件に合った優良リフォーム会社を数社紹介してくれるサイトです。

  • リフォーム会社探しに悩まなくていい
  • 審査された優良リフォーム会社を紹介
  • 紹介された会社は相見積もりは当たり前と把握
  • リフォームのことで相談にも乗ってくれる
  • リフォームに関して多くの情報を得られる

など「リフォーム一括マッチングサイト」を利用するメリットはたくさんあります。

リフォームの際には絶対使うべきとなっとできます。

下記の記事で「リフォーム一括見積もりマッチングサイト」の紹介をしているのでぜひ参考にしてください。

補助金や助成金や減税を活用する

現在は、リフォームに関する多くの補助金や助成金があります。

特にバリアフリーや省エネ・カーボンフリーに関する補助金は手厚くされています。

活用できる補助金や助成金の例

バリアフリーリフォーム補助金

高齢者や障害者が自宅で安全・快適に生活できるための住宅改修支援制度です。

主に介護保険制度を活用し、介護保険では支給限度が20万円までで、そのうち9割(最高18万円)が支給。

詳細は市町村の市役所で相談してください。

主な対象工事

  • 手すりの設置
  • 段差の解消
  • 床材の変更
  • 扉の交換
  • 便器の取り替えなど

自治体の高齢者向け住宅改修補助金

各自治体による、高齢者が自宅で安全・快適に生活できるための住宅改修補補助金です。

対象工事は、前記のバリアフリー補助金と同じです。

ただし、自治体によって独自に支給しており、内容が違いますので、詳細は市町村の福祉担当窓口にご相談してください。

省エネリフォーム補助金

省エネリフォーム補助金は、住宅の省エネルギー性能を向上させて、カーボンフリーを目指すための補助金です。

20205年は国土交通省、環境省、経済産業省の3省が連携して「20205年住宅省エネキャンペーン」が実施されています。

主な内容は

  • 子育てグリーン住宅支援
  • 先進的窓リノベ事業
  • 給湯器省エネ事業

などで最大200万円の補助金額となっています。

リフォームによる減税

リフォームを行うことにより減税や控除の対象になる項目もあります。

所得税の控除

住宅ローン減税やリフォーム促進税制などがあり控除額が最大60万円等のメリットもあり

固定資産税の減額

耐震・バリアフリー・省エネ等のリフォームを行うことで、一定のリフォームを行うことで翌年度の固定資産税が1/2〜1/3程度の減額になります。

贈与税の非課税措置

親や祖父母からリフォーム資金を贈与を受けた場合でも、一定額まで贈与税が非課税になる特例あり。

耐震、省エネ、バリアフリー改修で最大1000万円 その他工事で最大500万円など

補助金や減税等を利用する場合は、自己判断せず税務署や税理士、リフォーム会社などの専門家に相談をおすすめします。

まとめ

50代から始める老後に備えたリフォームについて解説しました。

老後におすすめリフォームポイントをまとめると

  • 主な生活範囲を1階のワンフロアーに集約
  • バリアフリーリフォームで移動も安心
  • 動線をシンプルで短くして移動を減らす
  • 断熱などの省エネリフォームで快適な暮らし
  • 介護をする側とされる側を考えてリフォーム

などになります。

最も大切なことは、気軽に相談に乗ってくれる優良リフォーム会社を早く見つけることです。

  • 早く相談を行い、
  • ベストな価格
  • ベスト快適リフォーム
  • ベストな時期に

リフォームを行うこと。

絶対におすすめなのが、先ほどもご紹介した。

「リフォーム一括見積もりマッチングサイト」を利用することです。

サイトを利用することは、完全無料なので安心して使ってみてください。

ベストな優良リフォーム会社を紹介してくれます。

2〜3社のリフォーム会社に見積もりを依頼することが面倒と思われるかもしれません。

しかし、リフォーム会社から相見積もりをとってコミュニケーションを取ることはリフォームを行う上で絶対の信頼関係を築くことにつながります。