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えごう はるひこ
約40年の建設業界経験を持ち、設計・施工・営業を含む幅広い分野に従事。建築士、宅建士、FPなどの資格を活かし、専門の知識と経験をもとに役立つ情報をブログで発信しています。
リフォームの成功への流れ
理想や夢はあるけれど、さてリフォームをするためにはどこから何をすればいいのか？と初めての方は疑問に思いますよね。
まずは、リフォームの全体の流れを把握することから始めます。それによりやるべきことが見えてきます。
そして、リフォームを成功させるポイントもわかります。
それでは、7ステップでリフォームを成功させるための流れを見てみましょう。
ステップ1 リフォームの理由と目的・希望を整理する
リフォームは高額の費用がかかり、多くの手間もかかります。
途中で挫折したり、後で後悔しないためにも、リフォームの理由と目的・希望を考え、整理することは非常に重要です。
ご自身のリフォームの理由と目的・希望をしっかりと考え、家族と話し合い、みんなの思いが一つになることが良いリフォームを完成させることにつながります。
とは言っても、家族それぞれの思いの食い違いや、リフォームを行うための予算との兼ね合いがあるため、簡単にはまとまりません。
そのためにもリフォームの理由と目的・希望を整理し、その理由と目的に沿って優先順位を決める必要が最も大切です。
詳しくは下記の記事も参考にしてください。
ステップ2 リフォーム会社を探す
リフォームの理由と目的を整理して、家族との話し合いが進んでいく中で、リフォーム会社を探します。
インターネットには多くのリフォーム情報があります。特に地元のリフォーム施工会社のホームページを見ると、多くの施工例の写真が掲載されています。
写真や会社のビジョン、得意な工事内容などの確認を行い、目ぼしいリフォーム業者の選定を行います。
できれば、この時点で4～5社のリフォーム会社を選択してみましょう。
実際にリフォーム会社を訪れ、話を聞いたり、相談したり、ショールームに行ってみると会社の姿勢や対応、ご自身のリフォーム要望に答えてくれそうかなど、会社選びのヒントが得られます。
リフォーム会社の選択が成功の秘訣です。詳しくは下記から
ステップ3 現地調査
選んだ2～3社のリフォーム会社に実際にリフォームをする自宅に来てもらい、現地調査を行います。
この現地調査では、あなたのリフォームの要望や希望に沿った施工ができるか、リフォームをするための問題点はないかなどを確認します。
同時にあなたの要望や希望を聞き取りを行います。
プランの作成や見積もり書の作成を依頼するため、あなたの要望や希望を書類にまとめておくことが大切です。これは、各リフォーム会社に同じ条件でプランを検討したり、見積書を作成してもらうために重要です。もちろん、希望の予算も同じにしておきます。
ステップ4 見積もりと提案やプランの条件の検討
現地調査が終わると、各社から検討された提案やプラン、見積書が提出されます。
見積書の内容は専門用語が多く非常にわかりにくく、各社との比較は難しいかもしれません。
基本的に希望の予算は提示しているので、合計金額に大きな差は出ないと思いますが、各項目ごとの提示金額は、各社の得意・不得意等で大きく差が出てくることがあります。
ここで、出てきたプランや見積書からリフォーム会社を1社に選択しなければなりません。どの会社もそれぞれの特色があり、魅力的なプランを提案してくるでしょう。
見積もりの内容や採用する機器や仕上げ材の特徴や色なども確認しましょう。
各リフォーム会社のプレゼンを聞き、最終的にはあなたが判断を下します。迷った時には、最初のリフォームを行う理由と目的に戻ってみると良いでしょう。何が一番大切かをもう一度振り返ります。
最終的には、このリフォーム会社にあなたの大事な財産を安心して任せることができるかどうかも、一つの判断基準になります。
ステップ５ リフォーム工事契約
最終的にリフォームを依頼する会社が決まったら、契約の段階に入ります。
以前に見積書も見ているし、プラン等の確認をしているから問題ないだろうと安心しないでください。勘違い、間違い、聞き違いなどは誰にでもあります。
作成された設計図、機器等の仕様書やカタログ、見積書の内容、工事期間や引き渡し日、契約内と契約外の線引き、支払いのタイミング等の確認を確実に行ってください。
あなたの選んだ会社だから無いとは思いますが、特記事項として小さく書かれた不利な事項が記載されていることもあります。
お互いに納得した上で最終の署名と捺印を行います。
ステップ6 リフォーム工事の施工
いよいよ工事の開始です。
ちょっと待ってください。確かにリフォーム工事はリフォーム会社が行いますが、あなたがやらなければならないこともたくさんあります。
リフォームする場所の片付け、リフォーム中にどこで生活するか、ご近所さんへの挨拶回り、せっかくリフォームするので家中を断捨離するのもいいのではないでしょうか？リフォームの規模によっては、引越しや仮住まいが必要になることもあります。
日常生活が忙しくてなかなか準備に取りかかれないかもしれませんが、家族が団結してリフォーム工事に協力しましょう。
リフォーム工事中は、できるだけ連絡を取って現場に顔を出し、実際のサイズ感を見ることでイメージが湧きます。
施工中であれば、ちょっとした変更や気づきも相談可能です。ただし、作業をしている職人さんに直接言相談するのではなく、リフォーム会社の担当者に相談してください。
作業をしている人も、オーナーに仕事を見てもらえるとやる気がアップします。「お疲れ様です」「暑い中、ありがとうございます」など、一言いただけると幸いです。
詳しくは下記の記事も参考にしてください。
ステップ7 完成・引渡し
いよいよ完成し、引き渡しです。引き渡しの前に、リフォーム会社の担当者と仕上がりの確認を行います。
設計図や仕様書をもとにチェックを行い、気がついた点は補修してもらいましょう。
人が作るものですので、間違いもあります。発見した場合は、いつまでにどのように修正するかの確認を行います。
特に水回りについては、問題なく流れるか、水漏れはないか、その他動作に問題ないかを丁寧に確認しましょう。
詳しくは下記の記事を参考にしてください
まとめ
リフォームの全体の流れと段取りについて理解していただけたでしょうか？全体の流れが把握できると、リフォーム会社の流れに乗るのではなく、あなたがリフォーム会社を流れに乗せることができます。
正直、リフォームは多くのやることがあり、面倒で大変です。しかし、思いが形になり、完成した時は感無量です。
ぜひ、あなたにも味わっていただきたいです。
成功するための3つのポイントとして、
- リフォームは理由と目的を明確にして、絶対に優先する事項を明確にする。
- リフォーム会社選びはお金だけではなく、プロジェクトパートナーとして選ぶ。
- リフォームの成功は家族・リフォーム会社等の人とのコミュニケーションが鍵です。
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