リフォーム・ナビゲーション
【PR】
国における住宅リフォーム支援制度（補助金）は多くの制度があります。
インターネットで「リフォーム補助金」と検索しても多くの情報があり、何が正しくて何から始めればいいのか、なかなか理解できません。
各省庁から出ている補助金制度のサイトは専門用語も多く、リフォームを行いたい家の持ち主とリフォーム会社の両方に向けて書かれているので、理解が難しい部分が多いです。
そこでこの記事では、現在リフォームを考えている方のためにリフォームの補助金の概要を知り、どのくらいの補助金が出るのか、補助金の申請の方法と合わせてリフォーム会社の選び方について解説します。
多くのリフォーム補助金の中でも「住宅省エネ2024キャンペーン」は、2050年カーボンニュートラル（温室効果ガスの排出と吸収の均衡化）の実現に向けて制度を利用する価値が大きいでしょう。
えごう はるひこ
約40年の建設業界経験を持ち、設計・施工・営業を含む幅広い分野に従事。建築士、宅建士、行政書士、FPなどのの資格を活かし、専門の知識と経験をもとに役立つ情報をブログで発信しています。
住宅省エネ2024キャンペーン
数多くの住宅リフォーム支援制度がある中で、特に注目したい補助制度は「住宅省エネ2024キャンペーン」です。
この住宅省エネ2024キャンペーンは次の4つの大きな事業に分かれています。
- 子育てエコホーム支援事業（国土交通省）
- 先進的窓リノベ2024事業（環境省）
- 給湯省エネ2024事業（資源エネルギー庁）
- 賃貸集合給湯省エネ2024事業（資源エネルギー庁）（今回は説明を省略します）
各省庁が協力し合い、カーボンニュートラルという目標に向けて進めており、昨年に比べて予算も約1.4倍の約4000億円の規模に膨らんでいます。
補助金を使って我が家のリフォームを行い、住環境を良くし、経年劣化している部分の補修を行うことで、地球環境にも寄与でき、家族全員が笑顔で過ごせますね。
4事業の概要を比較
それでは、4つの事業の内容について概要を比較して特徴を見てみましょう。
基本的には、補助金の申請書の作成・提出はリフォーム会社にて行うため、あまり難しく考えずに概要をつかむことが大切です。
4つの事業の目的と概要
まずは各事業の目的を見てみましょう。
| 事業名 | 目的 |
|---|---|
| 子育てエコホーム | 物価高騰の影響を受けやすい、子育て世帯や若者夫婦世帯による住宅省エネ改修等に対して支援を行う。対象となるリフォーム工事は幅広く、開口部や外壁・屋根等の断熱改修とエコ住宅設備の設置の必須工事と同時に他の対象改修工事を同時に行うことで補助対象となる（詳しくは別途説明） |
| 先進的窓リノベ | 断熱窓への改修を促進し、既存住宅の省エネを促す。 |
| 給湯省エネ | 家庭エネルギー消費で大きな割合を占める給湯に高効率給湯器の導入を支援。 |
補助金の対象となる方
| 事業名 | 対象となる方 |
|---|---|
| 子育てエコホーム 先進的窓リノベ 給湯省エネ | ・住宅の所有者し居住する個人 ・住宅を所有し賃貸に供する個人・法人 ・賃借人 |
補助額（補助上限）
| 事業名 | 補助額（補助上限） |
|---|---|
| 子育てエコホーム | リフォーム工事内容に応じて定める額 子育て世帯・若者夫婦世帯：上限30万円／戸 その他世帯：上限20万円／戸 |
| 先進的窓リノベ | 工事内容に応じて定める額（補助率1/2相当等） 上限200万円／戸 |
| 給湯省エネ | 定額（下記は主な補助額） ヒートポンプ給湯器10万円／台 ハイブリッド給湯器13万円／台 家庭用燃料電池20万円／台 |
交付期間
2024年の交付申請は2024年3月末から始まっており、予算上限に達するまでとなっています。
予算の上限に達していなくても、2024年12月31日には終了します。
住宅省エネ事業サイトにて現状の予算に対する補助金申請額の割合が提示されています。
補助金申請承認後の注意事項
補助金の還元時期とリフォーム会社への支払い
どの事業も補助金の支給は、各事業に承認・登録されたリフォーム会社を通して補助金の還元を受けることになります。
補助金の交付申請は、リフォーム工事が完了および引渡し後になります。そのためリフォーム工事代金は、契約金額全額の支払いが必要になるのでお金の用意が必要です。
補助金を受けた設備等の処分等について
補助金の交付を受けて取得した設備等は、10年間は国または事務局の承認なく次の行為をすることはできません。
- 補助金交付目的に反して使用
- 譲渡、交換、貸付
- 担保に供する
- 取り壊し
ただし、1つの住宅として販売、譲渡、賃貸は可能です。
住宅省エネ2024キャンペーン申し込み
住宅省エネ2024キャンペーンについての概要はわかりました。しかし、どこで補助金に詳しいリフォーム会社を探して我が家のリフォームの相談をすればいいのか迷いますよね。
リフォームを行う上で一番大切なことは、ずっと付き合えるリフォーム会社に工事の依頼をすることです。そんなリフォーム会社を2〜5社探して、相見積もりを取り、金額とプランの比較を行うことは個人で行うのは非常に労力がかかります。
そんな時は、リフォーム一括見積もりサイトから見積もり依頼を1回するだけで、サイト運営会社が条件にぴったりな優秀なリフォーム会社を紹介してくれます。補助金に関して詳しいリフォーム会社も紹介してくれますので、ぜひ無料で利用してみてください。
まとめ
国の多くのリフォーム補助金制度のうち、住宅省エネ2024キャンペーンについて説明しました。そして、補助金制度はリフォーム会社を通して申請を行い、補助金の支払いはリフォーム会社に対して行われます。
やはり、大切なことは補助金に対しても知識と経験が豊富なリフォーム会社を選ぶことです。
