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今回は、リフォーム会社との契約についてお話しします。
見積書を受領し、詳しく説明も聞き、打合せも何度も行い、分からないところの質問も行いました。そのため、特に問題なく進めていいのではないかと思うかもしれません。
見積書を提出し、お互いの思いが通じ合い口約束ができた段階です。
しかし、リフォームは金額も大きく、予想外の問題が発生したり、隠れた瑕疵があるなど難しいプロジェクトです。
やはり、口約束ではなく、面倒でも最終的には書類上での確認と約束の証を残すことが重要です。
とはいえ、すでに見積書で何度も説明を受けたり、打合せを行ったり、質問したりしているので、今までやりとりしたことを最終的に書類で確認しお互いに合意することなので難しくはありません。
リフォーム工事の契約に関する注意点を説明しますので、書類の内容をよく確認し、捺印を行いましょう。

えごう はるひこ
約40年の建設業界経験を持ち、設計・施工・営業を含む幅広い分野に従事。建築士、宅建士、FPなどの資格を活かし、専門の知識と経験をもとに役立つ情報をブログで発信しています。
リフォーム契約における注意点
先に結論から言いますと、リフォーム工事契約を行うための注意点は下記の2つです。
必ず契約書を交わす
すでにお互いの合意はできているから、金額の小さいリフォームだから大丈夫と思っていると、大きな後悔につながります。
実はお互いの思いが通じていなかったり、後から変更の要望を出したのに反映されていなかったりすることも起こります。
工事の大小に関係なく、必ず契約書を確認した後に、署名捺印して契約締結後に工事をスタートします。
署名捺印する前に必ず契約書類の確認を行う
リフォームのプロに依頼しているから大丈夫、契約書類なんて他の契約でも細かいところまで見ることなく捺印している習慣があるかもしれません。
悪気なく書類の内容を間違っている、変更の要望を反映することを忘れたなどの間違いはあるものです。
中には悪意を持って契約書の内容を差し替えることもあり得ます。
契約に関する書類は必ず以下の内容を確認してください。
- 見積書等の書類の内容と食い違いがないか
- 打合せをした内容が反映されているか
- 疑問に思ったこと、分からないことは質問して確認を行う
契約書類関係は事前に受領し、内容の確認を行っておくと勘違いや確認不足をなくすことができます。
リフォーム契約時に交わされる必要書類とチェックポイント
それでは、実際に契約関係の書類とはどんなものがあるのでしょうか?合わせて各書類の概要とチェックポイントを説明します。
工事請負契約書
工事請負契約書には、工事費の総額、支払い方法、工事の期間、依頼者等の記載がされている重要な書類です。
工事契約書のチェックポイント
- 工事金額が一致しているか
- 見積書を受領して、内容の確認や一部変更等行なった最終的に合意した金額と合致しているか
工事期間
以前に打ち合わせを行った完了日時が希望した日と合致しているか確認します。また、工事開始日についても合わせて確認。
支払い方法
支払いを行うタイミングは会社によって様々です。
工事着工前・工事中・工事完了後・引き渡し完了後等に分割して支払いを行うことが多く、支払い時期を確認しておかないと代金の準備が間に合わないことになることもあります。
特にリフォームローン等の融資を受けてリフォームを行う場合は余裕を持っての準備が必要です。
契約者は誰になっているか
住宅のリフォームを行う場合は、基本的には家の所有者の名前で契約を行います。
例えば、父所有名義の自宅を同居する子供の名前でリフォーム工事の契約を行う場合は100万円を超えると贈与税がかかる場合があります。
またローン控除を受ける際にも不利になることがありますので税制面での確認もしましょう。
工事請負契約約款
工事契約約款は、工事請負契約書では網羅できない詳細事項が記載されており、統一的な書式になっています。国土交通省が作成したものを使用するのが一般的です。
しかし、リフォーム会社側が有利な立場になるように書類を修正することもあるので確認は必要です。
工事請負契約約款の主な内容とチェックポイント
- 追加工事が発生した場合の取り決め
- 工事が遅延した場合の取り決め
- クーリングオフについて
追加工事や工事遅延の補償について、クーリングオフの適用条件などを確認してください。
見積書
見積書は、現地調査後に最初に作成された見積書とその後、変更や追加および打合せ等で修正された最終の見積書があります。
この最終見積書と今回契約のための見積書の内容が一致しているか確認を行ってください。
見積書は工事請負契約書に記載されている金額の内訳が記載されています。
- 採用する設備機器や仕上げ材のメーカーや品番等
- 工事の施工数量
- 工事を行うための工事費(人件費)
- 工事の施工範囲と特記事項
などが明確に記載されています。
設計図
見積書の内容をわかりやすく図面化したもので、設備の配置や詳細な寸法等を記載した図面です。この図面をもとに施工図や現場での施工に使用します。
電気の配線や水道の配管なども記載されており、後々のメンテナンスや将来リフォームを行う際にも必要になるので、工事規模の大小に関わらず必ず受領確認をしましょう。
リフォーム完成後に引き渡し検査を行う際にも使用します。
仕上げ表
見積書と設計図をもとにリフォームに使用する材料の種類や品番等および数量を表形式にまとめたものです。
品番や型番等だけではわかりにくいので、形状等がわかるカタログや色見本等で確認し、添付するように指示をしてください。
見積書や打合せを行った内容と食い違いがないか確認してください。
仕上げ表や設計図は見積書や打合せした内容を反映したもので、今回のリフォーム工事に関係する人の基準になる書類です。
設計図や仕上げ表を作成してチェックを行う責任はリフォーム会社にありますが、ご自身の思いが設計図や仕上げ表にきちんと反映されているかの確認を行い、食い違いがあれば申し出る必要があります。
まとめ
ここまでリフォームの契約を行う際の内容を説明しました。それでは、リフォームを成功させるための大切なポイントをまとめます。
全て理解・納得した上で捺印をする
書類や工事の内容に疑問点や納得できない部分がある場合は安易に捺印をしないことです。
- ちょっと気になるがこの位はいいか
- ここまでせっかく資料を作成してくれたのでいいか
- ちょっとこの部分はわからないけどいいか
などと「まぁいいか」で捺印をして契約をしないことです。
工事が完成した時に、なんであの時言わなかったの?と後悔することになります。
リフォーム会社側としても気持ちよく納得と理解をしていただき、良いリフォームを行い、お客様に喜んでもらえることが一番のやりがいです。遠慮をしないで納得するまで確認を行ってください。
記名捺印を行う前には必ず書類の内容確認を行う
ここまで書類の種類やチェックポイント等を説明してきました。リフォームを成功させるための大切な部分になります。
専門家が作成しているので間違いないだろう、今まで見積書の確認や打合せを何度もしてきたので問題ない等と思いがちですが、記名捺印する書類には必ず内容の確認を行ってください。
契約書に記名捺印した後には、契約金の支払い義務が法的にも生じてきます。
これから始まる現場工事がスムーズに進められ、また満足のいくリフォーム工事が完成するでしょう。
最終的に契約書に記名捺印を行った後には、法的にも契約金額の支払い義務が生じてきます。
契約する前には、契約関連書類は必ず確認を行い、理解・納得した上で記名捺印を行うことが大切です。
ここまできてようやくリフォーム工事のスタートができ、完成形が見えてきます。
やはり、リフォーム会社を選ぶ段階で施工実績も豊富で信頼できるリフォーム会社と相性の良い担当者を選ぶことが大切です。
実績が豊富で信頼できる会社を選び、担当者との相性も大切にしてください。これにより、スムーズなリフォーム工事と満足のいく仕上がりが期待できるでしょう。
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