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広島県の田舎に年老いた父親がおり、東京から実家に戻ることを決意。
しかし、築50年たつ実家は建築した昔のままでとても暮らす気分になれない状態です。
ボロ屋に何百万もお金をかけてリフォームする勇気もなく、リフォームDIYの超素人がボロ屋のリフォームに挑戦してみました。
この記事では、ボロ屋の実家リフォームを素人でも格安にできる方法を紹介します。

えごう はるひこ
約40年の建設業界経験を持ち、設計・施工・営業を含む幅広い分野に従事。建築士、宅建士、FPなどの資格を活かし、専門の知識と経験をもとに役立つ情報をブログで発信しています。
築50年のボロ屋を84,000円でDIYリフォームした結果
先に築50年のボロ屋をDIYでリフォームした結果から紹介します。
リフォーム材料費
内訳 | 金額 |
---|---|
合板・石膏ボード等 | 約14,000円 |
塗料等 | 約10,000円 |
クッションフロアー | 約20,000円 |
その他消耗品等 | 約20,000円 |
不足の道具等 | 約20,000円 |
合計 | 約84,000円 |
リフォームに掛かった時間
内容 | 時間 |
---|---|
準備等の時間 (片付け・買い出し等) | 約12時間 |
作業の時間 | 約32時間 |
合計 | 約44時間 |
結果から先にお伝えしまたが、いかがでしょうか?
「この程度だったら、自分でもできそう!」って思えますよね。
その手順や方法・注意点を詳しく説明をしておりますので、ぜひ引きづづき読み進めてみてください。
築50年のボロ屋をリフォーム会社に依頼するかDIYか?

ボロボロすぎてリフォーム会社に依頼すことを悩みました。
リフォーム会社に依頼することを悩んだ理由
- 完成までに2〜3ヶ月かかる
- 綺麗に仕上がるが、費用はかかる
- どうせならと全体のリフォームになる
- 家全体がボロすぎてリフォームか建て替えか?と悩むレベル
DIYでリフォームを決めた理由
- ボロ屋だから多少失敗してもいいだろう
- 見た目だけ綺麗になればいい
- 自分で好きなようにやってみたい
- なんでも経験
- この部屋だけに何十万もお金かけたくない
- 1週間くらいで終わらせたい
築50年の家はあちこちボロボロです。
特に、昔の押入れは悩みの種
- 床の合板がボロボロで抑えたら穴があく
- カビ臭い
- 押入れの戸を閉めるとすごく狭く感じる
- 上下2段に分かれているので使い勝手悪い
家は、自分でお手入れや修理をすることも大切だ!と考えてDIYでトライすることにした。
築50年のボロ屋のDIYでリフォーム計画

DIYでリフォームをすることを決めましたが、「何からどう手をつけていいの?」どの程度までのリフォームを行うか?たくさん悩みました。
正直言って、YouTubeでDIYリフォームの動画を拝見しましたが、どの人もプロ並みで、私にはできる自信がありません。
考えてばかりで、進まなので「もう、一番簡単に終わらせる方法でやろう!」と決めました。
押入れのスペースを有効に使いたい

本が多いので、本棚を部屋に置くと6畳の部屋が一層狭くなり、おまけに床が抜けそう。

「押入れをぶっ壊してウォークインクローゼット状態にしたい!」それが一番の目的です。
壁・天井は塗装で仕上げる

築50年なので壁の中には保温材も入っていません。おまけに表面の化粧合板も押すとベコベコします。
本当は、仕上げの合板を剥がして保温材を入れて新しい石膏ボードを貼り、仕上げは真っ白な壁紙を貼り付け計画を考えました。
しかし、築50年なので素人一人ではとても無理がありそうなので塗装を行うだけとした。
床はクッションフロアーを敷き込み

たまたま洋室の部屋だったので床はフローリングです。
フローリングも築50年も経つとあちこちヘタリが出てきてベコベコします。気にしたら気になるが、気にしない気にしない。
そのままフローリングの上にクッションフロアーを両面テープで貼るだけです。
今回はホームセンターでこの商品しかなく、仕方なく購入。
建材の通販サイトの「アウンワークス」では安くて種類が豊富なのでとっても便利。
単価が安いので送料を加えても好みの商品が手に入ります。
次回からは建材はここで仕入れることにします。
築50年のボロ屋リフォームで使った材料と道具の解説
ここでは、ボロ屋リフォームに使った材料と道具の解説をします。特別な工具や道具は必要ないのですが、あればDIYや修理には便利な道具なので揃えてみてくださいね。
電動工具もプロ仕様の高級品は必要ありません。
材料や消耗品は近くのホームセンターに行って種類や価格を確認してみましょう。購入する数量が少ない場合、ホームセンターで買った方が安く手に入ることが多いです。
おまけに運搬は無料の軽トラを貸してくれます。
使用した工具・道具
詳細は下記を参考にしてみてください。
築50年のボロ屋をDIYでリフォームしてみた
ここからは実際のリフォームの手順を写真をみながら説明をします。
不用品の搬出

まずは、部屋にある古い不用品を全て出して空き部屋にするのが一苦労。
約50年間、たまりにたまった大量のモノは埃まみれでカビ臭い。
押入れの化粧合板解体

古い押入れの床には薄い合板が使われており、ベコベコで足で踏むと踏み抜きそうです。
壁の内側は、土の塗り壁です。
これは、竹を割ったもので格子を組み赤土を練ったものを塗りつけています。

床面は、1階の天井が丸見え。
復旧作業前の準備

解体が終わり、次は新しく材料を取り付けていきます。
材料を運び込む前に作業場や作業台の準備をします。
床にシートをしき、材料の加工用の作業台を設置
準備が完了後に使用する材料を運び込みます。

写真の作業台にある青い材料は「スタイロフォーム」です。この上に切断する合板を乗せて重ねて丸鋸で切断すると安全に切断できます。
押入れのクローゼット化へ
押入れに新しく下地の石膏ボードを取り付け、まずは、押入れ床面に合板を敷き込みます。
本棚等を置くので、頑丈にするため厚さ24㎜の合板を使用しました。


ポイント!
合板や石膏ボードを敷き込む前に下地の材料(根太材)の位置を後から見える位置に罫書いておかないとネジを打つ位置がわからなくなるよ!
壁面には石膏ボードをビス止め
天井にも石膏ボードをビス止めしました。さすがに1人ではきつかった。
ボードの継ぎ目やビス埋め込み後にパテ仕上げ

パテを埋め後にサンドペーパー掛けを行うと、塗装で仕上げる際に隙間なく綺麗に仕上がります。

ポイント!
下地の仕上がりを丁寧にすると最終的に仕上がりが綺麗になります。
例)下地のボードにボールペンで罫書いたら、白ペンキ仕上げでは透けてしまった(泣

塗装仕上げ

あとは、ひたすら塗料を塗って仕上げていきます。
最初に塗装下地用シーラーを塗布します。
下地用のシーラーを塗ることで上塗りの仕上げ塗料が下地の石膏ボード等に吸い込みを抑えることができます。
最初に目地部を丁寧に塗装を行ました。
1回2回と塗装を行ますが、白色なので下地が透けて見えます。
塗装ムラだらけ

ポイント!
ペンキ仕上げでは、ペンキのダレが一番見た目が悪い!だれだれ

出入り口の建具のガラスを外して塗装を行いました。

何度か塗っていると、なんだか慣れてきて塗るのが楽しくなってきた。
気にするとキリがないので3回塗りで一応、塗装完了としました。
床にクッションフロアー貼り

フローリングの床面に両面テープを使用してクッションフロアーを貼り付けます。
クッションフロアーは意外と高いので、貼った後の見た目も大事ですが、今回はいかに無駄を少なく使うかを工夫
一般的にはクッションフロアー全周にはソフト巾木を貼って隙間を隠しますが、今回は白のコーキングで隙間隠し処理をしてみました。
床に白いクッションフロアーを貼りるだけですごく雰囲気が変わりますね。

仕上がり
一応、DIYリフォームの完成
よく見ると隙間や塗装ムラなどがたくさんありますが、築50年のままで部屋を使うのと、DIY後では気分がまったく違います。
ビフォーアフター写真
実際にDIYリフォームを行ってみて気づいた点と改善点
お金の時間をかけて、築50年のボロ屋の部屋をDIYリフォームを行った結果、気づいた点と改善点がありました。
DIYリフォーム後に家具等を置いてみました。最初の3Dイメージ画像とはだいぶ違いますが比較してみてください。
気づいた点
- まずは、実際にやってみることが大事
- 1回経験すると次への自信になってくる
- 築50年のボロ屋は多少失敗してもなんとかなる
- 家も体と同じで定期的に点検と修繕リフォームが必要
- 塗装を行うだけでもイメージがまったく変わってくる
改善点
- 塗料が同じメーカーの同じ色を使う(メーカーが変わると色合いが変わる)
- 材料の切断時の実測は慎重に行う(各部が直角になっていない)
- 下地の仕上げ方(パテ塗り仕上げ等)が最終的な仕上げの美しさに差が出る
- ちょっとぐらいと無理な姿勢で作業を行わない(けが防止)
- 作業を行う都度に不要材や使わない道具等は片付ける
時代は、建材も通販サイトで購入する時代なんですね。
種類も豊富で値段も安い
私も次回は、ここで建材を購入します。

エアコンを取り付けた
部屋もなんとなく綺麗になったので思い切ってエアコンを購入した。
さすがにエアコンはプロでないと設置できないので街の電器店にお願いしました。
築50年のボロ屋なので、電気の配線的に問題ないか心配だったが、なんの問題もなく取り付け完了。

エアコンは動力用の配線が必要かと心配したが、足元のコンセントから分岐して上手に配線をしてくれました。さすがプロ!

結果的にはエアコンが一番高い買い物です。
(参考)寸法計測と必要材料の算出
まめ知識
建築や家づくりでよく「1寸」「1尺」「1間」等を聞くことがありますよね。簡単に解説!
これは、日本古来からの長さの単位ですが、現在でも使われており、建物の各部の長さや材料の大きさも基準として使われているので参考にしてください。
1寸は約3.03㎝
1尺は約30.3㎝(1寸の10倍)
1間は約181.8㎝(1尺の6倍)
これを基準として建物の各部の寸法も決まり、材料の大きさも決まります。
畳の大きさは1畳が910㎜×1820㎜
合板やベニア板・石膏ボード等の大きさも910㎜×1820㎜(3尺×6尺・サブロク)など尺の倍数が使われています。
なので、築50年の家の材料を購入するときは、昔と変わらない寸法の材料を購入することができるのです。
今回は押入れの改修がメインなので、特に図面を作成せず、現状の寸法を計測を行い必要材料の割り出しを行いました。
今回使う材料は下記の写真のように3尺×6尺の材料を6枚使うことになります。

まとめ
今回は、築50年の実家を改修した状況です。
結果としては、お金をかけたくない、興味本意などで自分で改修をすることが正しいかどうかはわかりません。
しかし、今回経験をしたことで、どのくらいのお金と時間がかかることがわかり、リフォームで実際に作業を行う難しさと大変さも経験しました。
リフォームは見積もりを正確にする人、計画をする人、図面を書く人、現場の段取りと管理をする人、作業をする職人さんなど多くの人が連携して協力し合って初めて完成するものです。
リフォームを成功させるためには、やはりリフォーム会社選びが重要ってこともつくづく感じました。
DIYでリフォームをすることも可能ですが、その前に一度リフォーム会社から見積もりをとって、比較をしてみてはいかがでしょうか?
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